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ナんダかンだとキーボードを叩いてマス
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民放ゴールデン枠の人気音楽番組が、どんどん懐メロに比重を置いた放送内容になってきている。

 『HEY! HEY! HEY!』(フジテレビ系)は、2009年あたりから松村邦洋や半田健人、クリス松村など懐かし歌謡曲に強いタレントをゲストに呼んで語ってもらう企画がメインになって久しく、『うたばん』(TBS系)からリニューアルした『ミュージックアワー』(同)も往年の歌手をメインゲストに迎えることが多く、リニューアル前よりも懐メロカラーは強まっている。そして『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でも、"バースイヤーソングス"と銘打ち、毎週ある年にスポットをあてて、その年生まれの人に自分たちが生まれた年のヒット曲を聴いてもらうというコーナーを、現在プッシュ中だ。

 この揃っての懐メロシフトには、何か理由があるのだろうか。あるテレビ関係者が言う。

「今歌番組って、視聴率がまったく取れないんですよ。旬のアーティストを呼んで普通にやっても、ヒトケタが当たり前になってきているんです」

 特に上記3番組はそれぞれ長寿番組(『~アワー』は『うたばん』期も含める)でもあるが、視聴率が低迷しても続く理由はと言えば、「"音楽番組の枠"、というものを残したいというのがあるんですよ。MCもそれぞれそれなりの大物を起用しています。MCとのつながりも含めて、やめるわけにはいかないんです」(前出関係者)

 そこで、テコ入れを模索した結果、着地したのが「懐メロ」企画ではないかという。

今、歌番組を見ている中心の層が40代ぐらいになってきています。その層にアピールするための構成、ゲスト選びになっていますね。『ヤバいときにはこれを使え』と言われる、ラーメン、動物に続くジャンルになってきているみたいですね」

 「懐メロ」といっても、いわゆる「戦後歌謡」というよりは、ニューミュージックや70~80年代アイドルポップスが多く、確かに40代前後が一番懐かしがりそうな内容が多いが、ある音楽業界の関係者は、こう言う。

「90年代の『渋谷系』の流行の中心だったHMV渋谷店の閉店もそうですが、正直、CDが今、全然売れないんですよ。そんななか、CDを買ってくれる貴重な層のひとつが、今の40代を中心とした層ですね。徳永英明に端を発したカバー曲ブームもまさにそうで、選曲、歌い手含めて、アラフォーにアピールするようなものが中心になってますね」

 懐かしい曲じゃないと、ダメなのでしょうか。

「最近の10代、20代にウケている曲は、響かないという人は多いですね。どれも自分語り、自分探し、傷なめ合い系で、テンプレートで作れるような似たテイストのものが多い。90年代みたいにカラオケ用にとりあえず新曲を誰よりも早く覚えようというノリもなくなってきていますし」(前出・音楽関係者)

 若い世代は、音楽番組で好きなアーティストを観たくないのだろうか。前出のテレビ関係者が言う。

メディアとの関わり方が変わってきた、というのが大きいですね。『エンタの神様』(日本テレビ)的な消費のされ方というのか、音楽番組も軽くチェックのために観るぐらい。YouTubeなんかで、好きなときにお気に入りのアーティストを観られますしね。極端に言えば、音楽番組を見る必要がない。それで、気に入った曲は着うたでダウンロードする、言ってみればコンビニ的な消費の仕方なので、楽曲への思い入れが薄いんですよ」

 実際、CD売り上げよりも着うたのダウンロード数を重視するレコード会社も増えてきているという。音楽関係者が続ける。

CD売り上げのチャートではこのところ、アイドルやアニメ/ゲーム関連、または演歌の曲は上位を占めることが多くなってきています。これは、関連グッズとして持っていたいと、楽曲データのやり取りに慣れていないが買っていると言えますね」

 音楽番組は、時代劇のように中高年の見るものになっていくのだろうか。
(文=太田サトル/「サイゾー裏チャンネル」より)

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59
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1964/12/15
職業:
企画営業
趣味:
コミュニケーション
自己紹介:
ルーツを
『鹿児島県喜界島』に持ち
広尾と六本木で幼小期を過すも
埼玉県で学生を終えた青年時代
ライブハウスのオペレーション<運営・制作>で【音楽産業界へ入水】



以降…
 ☆飽き性
  かつ
 ☆向上心(好奇心)旺盛なオイラは
果敢にも【アーティストマネジャーへ転進】



担当アーティストが
旨く波に乗ったはイイが
“断わりが仕事”になったところでマネジャー業から
【転身】
※ゼロから掛け算ができるトコまでが“甲斐”



【企画屋として独立】起業…
まさしく齢三十にしてたった



エンタテインメントを多角的に捉え(←趣味の延長とも言う)
 ★リゾート業界やら
 ★IT業界であったり
 ★出版業界も
  果ては
 ★教育業界なんかで
エンタテインメントとコミュニケーションのあり方を考察する

要は…

【バカタレ】なヤツ!!



若さゆえ肩に入れてた力を抜き
NPOのオヤジ音楽集団と出会い…
学生時代の
純粋な音楽の楽しみ方に回帰した近年

相変わらず不惑ならぬ
ワクワク(惑々)してる

そんな
【バカタレ】ですが…


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